完成までの流れ

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家を建てる前に忘れてはならない重要な事前準備。

それは「敷地調査」です。

今回は敷地調査についてのお話です。

任意のことであり、法的に必ず行わなければならないものではありません。

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ですが、家を建てる前に敷地調査をしっかり実施しておかないと、想定外の費用が発生する事もあります。

また、希望通りの住まいが建てられなくなる場合もあります。

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1)敷地の形状や周辺の現況調査

①間口や奥行きの寸法を現況測量します。

■現況測量の為、登記された敷地面積と異なる場合があります
良くあることに4mに満たない道路は後退が必要です。敷地調査は後退した敷地面積を測量しますので、登記した面積と異なる場合があります。

■境界杭の確認を行ないます。

境界杭が無い場合や、境界が不明確だと実測できません。後々のトラブルを避けるため、隣地所有者に立ち会ってもらい境界を示してもらう必要があります。

 

②高低差(隣地、道路)の測定をします。

■建物の配置や外構計画(門塀や造園)に大きく影響する場合があります。
例えば、道路と敷地の高低差が1m20cmあると、階段が必要です。
1段の階段は巾30cm高さ15~18cmが必要なので、段数で7~8段、長さで2m10~40cmが必要になります。
このスペースを確保しないと、玄関の配置や門扉から玄関までの外構計画が行なえない事になります。

高低差に気づかず敷地図だけで建物の計画をして、いざ着工となったときに「このまま着工したら道路から玄関へ辿り付けない。」というようになったりすることも考えられます。
造園でも、外構の計画に対し、門扉回りの樹木や道路からの目隠しとしての樹木の配置計画が行えます。

 

③方位(東西南北)の測定をします。

■部屋の配置を決めるとき、日当たりの具合や風の通りを考慮し、窓の大きさや位置を決める上で大切です。

■家相(表鬼門や裏鬼門)等の吉凶を考慮した間取りを考える場合、正確な方位が必要な条件になります。
玄関、トイ レ、台所、仏壇、神棚などの配置計画に影響します。

 

2)道路状況の調査

①敷地に接している道路の現況を正確に測定します。

■幅、高低差、側溝種類と位置やマンホール位置、ガードレール位置、電柱や支線の位置街路樹の位置等を測定します
例えば駐車場を計画する場合、道路の巾によって駐車場の巾と奥行きが決まります。

また、駐車場計画にガードレールや電柱、支線があると移設や撤去の申請等が必要になり、事前に分かる事で経費や工期の判断につながります。

■現況測定の道路幅と行政が認定している幅員と異ならないか確認します。

敷地は4m以上の道路に有効幅2m以上接する必要があります。
現況の道路幅員と行政が認定している幅員を調査し異なる場合は、道路後退が必要になる場合があります。
道路後退となれば当然敷地面積にも影響を及ぼします。
よくある路地状敷地(通称、旗竿敷地)の場合の路地部分の奥行き長さと巾は、各都道府県の条例で異なります。
現況調査と条例で差異がある場合は行政に相談する必要があります。

 

3)隣接状況の調査

①隣家の窓(1階、2階)の位置や換気扇(台所、トイレ)の位置を境界からの離れを測ります。

■新築の部屋の用途と窓位置は配置計画で重要なポイントになります。
隣家のトイレの窓がどこにあるか分かれば、新築のキッチンやリビングの窓から見えないように間取りを考慮するか、窓の位置や取り付け高さを検討する事が可能になります。

隣家のキッチンの換気扇の位置が分かれば、換気扇の位置からなるべく離れたところに、新築の窓を配置する計画ができます。

後から計画する者が窓や部屋の用途を考慮すれば、お互いに遠慮なく窓を開ける事が可能になります。

②隣接する土地の所有者を調査します。

■土地の所有者を調べるなんて、少し立ち入ったことなので躊躇してしまうかもしれません。
しかし、家を建て始めてからトラブルにならないためにも、事前に調査しておくことが必要です。

例えば、隣家に住んでいる人とその家の所有者が異なる場合もあります。
境界が不明な場合や塀を作るときに土地の所有者との立会いが必要です。
空地で工事車両を停めさせてもらう場合など所有者と打ち合わせをしなくてはならないことが意外と多いものです。
したがって、事前に土地の持ち主を調べておいた方が良いのです。

 

4)既存建築物や付帯する物の調査(建て替えの場合)

①既存建物の状況を調査して、新築工事や解体工事の参考にします。

■既存建物の構造や種別、位置、1階2階の面積、付帯する物置やカーポート、土間等も正確に調べます。
また、写真を撮っておき解体工事の見積もりの参考にします。

塀の構造や高さ、擁壁のひび割れや傾き、塀の持分の調査を行ない、撤去し新設するかの見積もり等の参考にします。

植栽の種類、位置を調査し新築計画において、残すもの、伐採するもの、移植するものを確定作業に必要です。

 

5)上下水道、ガス配管、電気電話線等の調査

①上水道(給水状況)の引き込み位置の調査。水道管の口径も調べます。

■建て替えの場合で既に上水道が引き込まれていても、本管の口径が細い場合に新築住宅の口数によって、新たに本管取り出し工事が必要になる場合があります。
水道本管取り出しは結構な金額が掛かりますので、事前に把握し予算組みしましょう。

②下水(排水状況)の引き込み位置の調査。

■建て替えで既に引き込みされている場合は、マスの位置と深さを確認します。
浄化槽が必要な地域は排水方式の確認を行う必要があり、新規設置には結構なスペースが必要になりますので配置計画もしっかり立てましょう。
また、自治体によっては補助金の交付があるので確認しておきましょう。

③ガス配管の引き込み位置の調査。

■敷地内の引き込み位置の確認が必要です。
上下水道やガス工事は既に引き込まれていても、口径が細かったり劣化等で新たに取り出し工事が必要な場合があります。
この場合、結構な費用が必要になりますので事前調査で把握し予算組するようにしましょう。

 

6)建設地の法的規制の調査

①用途地域を確認します。

■市街化区域の用途地域には、第一種低層住居地域、第二種低層住居地域など、住居系7、商業系2、工業系3があり ます。
建て地の用途地域を確認する事、計画する家に制限が掛かる場合があります。例えば商業地域や工業地域の中には住宅は建てられない場合があります。

②建ペイ率と容積率制限の調査。

■建ペイ率とは、敷地に対し一定割合の空地を確保する事で、建ペイ率が低いほど空地が多く街並が良いと言えます。 ただし、床面積は少なくなります。

建地によって建ペイ率が決まっていて、30%、40%、50%、60%等があります。
例えば、建ペイ率50%の場合、土地が50坪であれば、50坪×50%=25坪となり、敷地を使える面積は最大で25坪になります。
平屋で30坪の家を希望しても建たないことになります。

■容積率とは、敷地面積と延べ床面積(床面積の合計)の割合の事で容積率が大きいほど、床面積が多く取れます。
建地によって容積率が決まっています。容積率50%、60%、100%、150%、200%等があります。
例えば容積率200%の場合、土地が50坪であれば、50坪×200%=100坪までの延べ床面積(床面積合計)が建てら れます。

■その他、防火地域指定、各種高さ制限、建築協定、地区計画等々制限がいくつも有ります。

 

長々となりましたが、地盤調査だけで沢山ありますね。

 上棟日の1日

上棟とは…

木造建築で柱や梁などを組み立てて、屋根の一番上の部材である棟木を取り付けるときのこと。

 

土台敷き

完成した基礎の立ち上がりの上部に、床下換気口の代わりとなる「基礎パッキン」を設置し、その上に「土台」や「大引」と呼ばれる木材を設置するのですが、基礎の立ち上がりの無い部分の木材は、鋼製束と呼ばれる金物を使って支えるのが一般的です。

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1階柱の施工

1階の柱を立てることから始めるのですが、朝からレッカー車の設置もありますし、たくさんの木材が順番に搬入されるのでかなりあわただしいです。

1階柱の仮置きの後は、1階の「梁」や「胴差し」などの横架材を組み立てる工程に移ります。

この工程では、梁に加工された「ほぞ穴」に、柱の「ほぞ」をはめ込むことで組み立てるのですが、そのままの状態ではグラグラしてしまいますし、柱も垂直に立っていないので、「仮筋交い」と呼ばれる木材を斜めに取り付けて固定します。

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2階床板の施工

1階部分のタチ調整が完了したら、2階の床板を設置する工程です。

以前は、先に建物の骨組みを組むことが多かったので、2階床板の設置は後回しになってしまうため、大工さんの落下事故も少なくなかったのですが、2階の床板を早い段階で設置する剛床の採用が増えているので、安全性も確保され落下事故も減少しています。

更に、最近の建て方工事ではレッカー車の利用が増えており、一度にたくさんの床板を建物内に運び入れることができるので、時間短縮にも効果があります。

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2階柱の施工

2階の床が出来上がったら、2階の柱を立てていきます。

「柱」や「梁」には、「いろは記号」や「番号」が記されているのですが、その記号は建て方図面と呼ばれる上棟専用の図面に記載されているので、

大工さんは建て方図面を見ながら作業を行うことがほとんどです。262 278

 

小屋組みの施工

次に、屋根の骨組みである小屋組みの工程に移ります。屋根の一番高い部分に用いる横架材が「棟木」です。

この棟木を設置する(上げる)ことを上棟と呼ぶのですが、これで当日の工事が完了する訳ではなく、建て方工事はまだまだ続きます。

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屋根の野地板の施工

屋根の小屋組みが終わったら、屋根の仕上げ材であるガルバリウム鋼板などの下地になる野地板を設置する工程に移ります。

建て方工事当日の大工さんの作業はこれで終わりですが、万が一の雨に備えて、ルーフィングと呼ばれる防水シートを屋根職人さんが野地板の上に敷くことで、建て方工事の工程全てが完了となります。

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上棟式

建前(タテマエ)とも呼び、無事棟が上がったことに喜び、感謝するものです。

つまり、上棟式は「儀式」というよりも施主が職人さんをもてなす「お祝い」と言えます。

建物の四方にお神酒、塩、米をまいてお清めをします。
工事に関わった人が一同に会し、今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力の元に家をつくり上げていこうとする意思表示の会でもあります。

数カ月に及ぶ工事期間の中で、このようにその家づくりに関わる人たちが一度に集まる機会はほとんどありません。上棟式はお施主さんにとっても、職人さんにとっても、お互いの人柄を知る良い機会になります。お互いの顔が見えてくると、より一層家づくりに対する思い入れ、そして信頼関係が深まることでしょう。

 

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完成までの流れ

今回は基礎工事を主に載せていきたいと思います。

やり方

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建物の配置がわかるように、基礎の外周に縄やロープなどを使って印を付ける工程です。


砕石

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地耐力を確保するために、砕石(細かく砕いた石)を全体に敷き、地面を転圧する機械を使って地盤を締め固める工程です。

地鎮祭で神主さんから戴いた鎮め物は、この工程の際に建物の中心付近に埋めます。

 

配筋

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鉄筋コンクリートの引張強度を担う、鉄筋を組む工程です。

通常は、一本一本の鉄筋を手作業で結束線(細い針金)を用いて組み立てるのですが、最近はユニット鉄筋と呼ばれる、事前に工場で鉄筋を組み上げたパーツを使うことも増えてきました。

基礎の規模にもよりますが、一般的なベタ基礎では2~3日で完了する工程です。

アンカーボルト

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基礎と建物の土台を繋ぐアンカーボルトを設置する工程です。

基礎立ち上がりの型枠組に合わせて作業するのが一般的です。

 

この後、コンクリートを打設し、いくつもの工程を経て基礎工事完了です。

基礎工事だけでも沢山の工程がありますよね。

また別の工事も詳しく載せていきたいと思います。


地鎮祭

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上棟

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一日でここまで出来るって凄いですよね!?

毎回上棟の日に職人さん達の凄さに感動します!

 

ちなみにK様は餅投げをされ、こんなに沢山の方が来てくれました!

益々盛り上がりますね!

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 太陽光パネル設置

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屋根が貼られ太陽光パネルが設置されました。

日当たりも良好です!

 

大工工事

外部①

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ベランダ防水工事

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ベランダの防水加工が劣化すると、雨水が下地に侵入して雨漏りを起こしてしまいます。すると家の内部へと腐食して家全体の寿命を縮めてしまうことになりかねません。

とても大切な工程の一つです。

 

ウレタン吹き付け

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建物の隙間構造や結露は、湿度の高さとカビが発生しやすい環境です。

屋根と生活空間との間の隙間を密封するウレタンフォームは、湿気と湿度の問題を管理するのに役立ちます。

価格も安く、断熱性にも富んで、気密性が良いということで人気の施工方法です。

高断熱、気密住宅によって得られるエネルギーの節約。

すなわち冷暖房費が抑えられます。

 

外部②

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外壁が貼られると一気に変わりますね

 

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内部も着々と進んでいきます。

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完成

外観 (1)

 

 

 地鎮祭

雨も止み、無事に地鎮祭が行われました。

お施主様おめでとうございます♪

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地盤調査

地盤調査の様子

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基礎工事

地縄が張られました。

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立ち上がりの基礎枠

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祝上棟

寒い中ではありましたが、無事に上棟式が行われました。

お施主様おめでとうございます。

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 内部工事

大工工事が始まりました。

天候が悪い日が続いていますが、業者のみなさまも奮闘してくれています。

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外部工事

外壁の下地も貼られ、出来上がりイメージも湧いてきました。

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造作工事

内部では造作工事が着々と進行しています。

いよいよ完成まで間近です!

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外壁工事

外部では外壁工事が終了しました。内部では仕上げ工事に入りお引渡が近づいてきました。

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完成、引き渡しとなりました。

完成写真は施工例に掲載いたします。